寅が干支の3番目になったわけ
干支は昔から、12の動物であらわされてきましたが、なぜ動物の名前がつかわれたのかはよく分かっていません。寅(トラ)はその中でも三番目になりますが、どうしてトラが三番目になったのでしょうか? では、ここで元になったと思われる民話をご紹介しましょう。
年の暮れのことです。神様が元旦に挨拶に来た動物で12番目までを干支のシンボルにしてあげようというお触れを出したそうです。自分が歩みが遅いのを知っていた牛は、暗いうちから出発しました。それを見ていたネズミは天井からちゃっかり丑の背中に飛び乗りました。牛はまさかネズミが自分の背中に飛び乗ったなど気がつかずに歩み続けます。一方、虎や他の動物たちは、夜が明ける少し前から出かける準備を始めました。
夜明けとともに門が開きます。前夜に出発していた牛は門の前で扉が開くのをじっと待っていました。ようやく開いたのでゆっくり入ろうとしますが、その瞬間、牛の背中に乗っかっていたネズミが飛び降りて1番になってしまいます。結局、牛は暗いうちから出発したにもかかわらず、二番目になってしまいました。その後、少し遅れて他の動物たちも続々と到着しますが、その先頭が虎だったのです。
夜明けとともに門が開きます。前夜に出発していた牛は門の前で扉が開くのをじっと待っていました。ようやく開いたのでゆっくり入ろうとしますが、その瞬間、牛の背中に乗っかっていたネズミが飛び降りて1番になってしまいます。結局、牛は暗いうちから出発したにもかかわらず、二番目になってしまいました。その後、少し遅れて他の動物たちも続々と到着しますが、その先頭が虎だったのです。
虎としてみれば、牛たちが前の晩からスタートするなどとは夢にも思わなかったのでしょう。神様の言われた通りに夜明け前に出発することしか頭にはありませんでした。虎は自分の足とスタミナには自信を持っていましたし、チャレンジ精神が強い一方で、フライングのようなことまでしなくとも自分は1番になれるという自負があったのかもしれません。
こういうことから、1番目になったネズミは、すばしっこい動きで抜け目ない動物とされ、牛は歩みの遅い反面、一歩一歩着実に地ならしをしてゆくようなイメージになりました。さて、3番目になった虎はと言えば、基礎固めに費やされた丑年の後を勇猛果敢にチャレンジし、飛躍を期待するお正月の干支のイメージが定着したということです。
干支・寅年の運勢
2022年は大きなチャンスが到来して来るでしょう。干支の中でも寅年は勢いのある年になることが多いと言われます。いい意味でも悪い意味でも、波動は大きく変化しどちらかにぶれる年になると思っても過言ではありません。幸運を引き寄せるには、こうした寅年の持つリズムにうまく乗っかって共鳴していくことが大切です。自然まかせにするのではなく、自らの意思でその時その時の適切な判断をしていけば確実に目標に到達することが可能となります。何ごとにも漠然とした計画からは良い結果は得られないものです。具体的に明確な数値などを設定することで、行動面でも張りが出てきますし、自分自身さらなる発展をしていくことにつながります。こういう姿勢がさらなる上昇運を呼び込みます。
目先の利益にだけとら(寅)われず、虎視眈々とチャンスを待つことが大事