七福神が七つの災難を除く七難即滅とは？ 
七つの災難とは、火難 水難 風難 旱難（干ばつ） 賊難 虫難 疫病を指しています。具体的には、火難は事や火災による災難を意味し、水難（すいなん）とは、洪水や水害などの水に関する災難のことを意味します。
風難（ふうなん）は、台風や強風による自然災害を意味します。旱難（かんなん）は、日照りによる干ばつや水不足による災難を意味します。賊難（ぞくなん）は、盗賊や強盗など、人為的な犯罪による災難を意味します。
虫難（ちゅうなん）いなごなどの害虫の大量発生や蚊やハエなど疫病を媒介する虫による災難を意味します。疫病（えきびょう）は、コレラなどの伝染病や流行病による災難を意味します。
これらの七つの災厄は、人々の日常生活において大きな影響を及ぼすもので、古代から現代に至るまで、こうしたいつ起こるか分からない災厄からの保護と平安を願うことは庶民にとって普遍的な願望になっています。
現代でも、不慮の事故や犯罪に巻き込まれたり、詐欺にあうというのもそれに匹敵する災厄だと思われます。
七福神は、この世の災いと思われる数多くの災難から人々を守ってくれるありがたい存在だったのです。現代も、七福神巡りや七福神への信仰が絶えることはありませんが、古から続いてきた民衆の切なる願いでもあったと思われます。
正月 イベントイラスト ２列に並んだ七福神
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